あき鍼灸院 ブログ

体の使い方 (Jさんとのやりとり編)

今回は少々変わった形で進めていきます。happy01
メールにて、体の使い方について意見交換をしていました。confident
実際にからの動きを見れていたわけではないのですが、その方の感じ方、使い方をフィードバックしていただいて、アドバイス→フィードバックというように繰り返しています。

個人の感覚や感想に沿ったものなので、一般的に当てはまるものではないかもしれませんが、参考になればとまとめてみました。

今回のテーマに沿ったものを載せています。ですので、合わないところなどは、一部割愛、修正して載せています。confident

意見交換をさせていただいている方を ここでは、Jさん(仮称)とさせて頂きます。sun


Jさんのご協力のもと発信できる情報です。ご協力ありがとうございます。happy01


Jさん
丹田とペダリングについての関連性について知りたい。


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丹田のある位置、下腹部のお腹の中を意識することで、筋肉でいえばお腹の中のインナーマッスルを使いやすくするんです。
よく腹圧っていううのを、自転車の雑誌でもやってますけどこれと同じことです。ぺダリングは疲れにくい筋肉をどう使うかが大切です から、丹田を意識したときに、おしりの筋肉とか太もも裏の筋肉が使えてればOKです。 前モモとか膝が疲れちゃうのは良くないデス。 腹圧でいえば意識の仕方は選手によりけりですけど、バランスボールを胸からお腹まで抱えていてお腹で押し出す感じで乗られている自 転車選手もいます。
 
Jさん
 最近、お腹の肉が少なくなって、やっと下ハンドルもてるようになってきた。その時に踏めば踏むほど前モモや膝が筋肉痛です。さほど 距離は乗ってない。
 やはり、前モモの筋肉痛です。先日、ペダリングが悪いと片足ペダリングを教えてもらったが、ほとんどできない。これも前モモの筋肉 痛と関係あるんだろうか?聞くと、踏みすぎだと。足は添えているだけ
 
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 踏込でも筋肉疲労が起こるのはお尻だったり太ももの裏が良いんですよ。試にクリートを一番後ろにしてみて下さい。

Jさん

 スキーの時に丹田を意識して、股関節から板に圧をかけて、板を回すイメージで滑るけど。左足はいけるが右足になると動かせない。の と遅れる。これは何故か?これを意識してから滑りのバランスはよくなった。

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重心の問題ですよね 自転車と一緒ですね たぶん 左は頭から足裏まで一直線に乗るんですよ。右が乗らないのはどこかで崩れてるんでよ。  神経がそうしたカラダの使い方を覚えてないから重心が分散しちゃうんじゃないかなと 丹田に意識を持って、片足ずつスクワットを交互にしてみて下さい。 初めはフラフラしますけど、慣れてくると簡単にできるようになりますよ 注意点は、前モモと膝に体重が乗らないようにすることです。 膝から曲げるんじゃなくて、お尻を落としていきます お尻や後ろモモに力が入っている感じがしたらOKです。
滑る前に、軽くこの動作を行って、意識しやすいようにしてみて下さい。
意識できて、筋肉もつけば、膝も深く使えて、上半身も安定しやすくなってくるはずです。
最終的には、下半身は柔らかく使って、上半身でバランスや踏み込みができるようになってくればよりバッチリデス
これができるようになって、自転車でも同じ感覚が出てたら走りの質が変わりますよ!
まずは、片足ずつスクワットで重心チェックです! いきなり深く曲げないでくださいね。

Jさん
右はかなりバランス悪い、接地面も少ない感じです。これをクリアしないと現役復帰はない

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いえいえ☆ 一週間も続けてたらすぐ変わりますよ!

Jさん
外反母趾かもしれない


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なるほど☆ 中敷きいれてみるのもてっとり早く効果出るかも・・・


Jさん(インソールは自転車、スキーともにお持ちだったようで、感想としては)
『自転車は土踏まずのとこ埋まってるので力逃げない スキーも隙間なくなるとあたりがなくなった。』


Jさん
スクワットの効果ありました。ただ、丹田の意識を持っておかないと。まだまだ、力が逃げてる感じ


Jさん(スキーレッスンでコーチから聞いた話を教えていただけました)
『スキー操作は背骨の何番と何番だけで、できますと!』
最初は肩甲骨から動かすいうのはイメージできる
けれど背骨で操作がわからない

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背骨にも頸椎 胸椎 腰椎 とあるんですが、胸椎と腰椎の移行部かな そこを動かすというより、そこに支点を置くような意識をもって身体を動かすことやと思うんですが・・・
胸から下を使って操作する感覚になると思います。・・・がどうでしょうか?
実際は身体の動きは連動して動いていきますから、一部分だけを動かしてるわけではないですけど、支点を決めて動かすことで、パフォーマンスの質は、確かに変わりますよ。
ですから丹田に意識を持っていったり、背骨だったり、肩甲骨であったり、頭だったりに、支点を一か所 意識的に作って動かしてみるとしっくりくる動きがあると思います。
その人それぞれに、うまくいく支点があると思うんです。
まずは、意識して試してみて、なんか違ったら今まで自分がしっくりきていた支点や感覚に戻って、また違う感覚で滑ってみる。自分の今までの感覚よりも良い感じがするなら、それで滑ってみるの繰り返しですかね~
プロに行く人たちはこうした感覚とかみんなが引っ掛かるようなところを自然にできちゃっている。人達やと思います。

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Jさん
胸椎かと
。丹田を支点にすると、動きの中でつまることが、多々ある。
キーでは丹田に緊張感をもたせても、どこか上半身に力がはいってる。直近ではゴルフの動きかな。丹田を支点で下半身始動の動きはできるけど、クラブが振り切れない。胸椎に支点をすることでイメージができそう。背骨を軸として左右肩甲骨を回す。  これはスイングがイメージできる。スキーは肩甲骨から動かすことで上半身は立つ感じ、背筋が張る?このことで軸が安定するのかな?重心が上に移動。スキーはイマイチ、イメージがわかない。

 
  • あき鍼灸院   なるほど~ いいパフォーマンスは緊張と弛緩の連続から生まれますから 力みが常にあると可動範囲が狭くなりますしね。 上半身の力みがあるとその動きは良くないですね。  ゴルフは 打ちっぱなしに2回行ったことあるだけですけど状態が流れないようにするために下半身のお尻とか太ももの裏の筋肉が入りますね。   前に書いてた片足スクワットをやってたら下半身がどっしりして重心が下に落ち着いて、上半身がよりリラックスしてインパクトできるようになると思いますよ。   筋トレのポイントは トレーニングした後に やる運動の動きにをすることがベストです。 筋トレだけで終わると筋トレの動きのためのトレーニングになってしまうので・・・。 ゴルフの動きで軽く膝を曲げる状態は、フォームとして良い形ですか? 僕が背骨を軸にしてやってみると、膝が伸びてしまうんですよ。  仙骨の一番を支点にすると お尻が後ろに出て膝が曲がります 実際にクラブを振ってみないと どちらが良いのかわからないですが・・・   ゴルフ行くときに試してもらっていいですか?  ちなみ僕は自転車乗るときも歩く時もここを支点にしてます。  ここを支点にしてペダルを上に持ち上げるようにして引き足使うと 無理なく引けますし、踏み足が自然にできやすいです。  腰椎5番の支点です。

あき鍼灸院  意識の違いで 今まで使わなかった場所を使うので、カラダの変化はありますよね。 逆に今までは筋肉痛になったところを使えてない状態で出していたパフォーマンスなので、そこに筋肉がついて使えるようになると、もっと力の伝達がスムーズになるかもしれないですね。 今までと違う使い方をするという意味では、違うスポーツをすることもいいんですよ!  弱いところを強くするということもそうですが、今までずっと使ってたところを休ませるという意味もあります。 水泳なんかいいですし スキーのクロカンも全身運動なんでいいと思うんですよね☆
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    Jさん(熱心に色々試されています)  スキー、ゴルフは肩甲骨に意識を持つことで腕にいらん力みがなくなる。 自転車は胸椎12番を意識でスムーズにまわるよ。いままでとは全てにおいて効果ある。特にスキーはすぐに効果でたよ


    あき鍼灸院  なるほど ということは、この3っつのスポーツは丹田に意識を持つよりも背中を使える方が良いというコトですね。水泳でもどうなのか検証できると、よりいろんな角度からみたなカラダの使い方がまとまりそうですね。 筋肉のつきかたも変わりそうですね。
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    というものが今までの意見交換です。 改めてみるとメールだけのやりとりですので、言葉にしてニュアンスを伝えることが難しいことも感じます。 やはり実際に動きを見ていくことが大切ですね。 スポーツの種類や個人個人の感覚や考え方で、意識の違いはでてきます。 そしてそのスポーツの特徴や条件付け、専門性を顧慮することも大切です。 ロードレース(自転車競技)でいえば、自転車を通して車輪の回転へと力を伝えて推進力に変えていくのですが、 力をどのように効率よく対象物に作用させるかが大切です。 そして単純に力を伝えれば良いのではなく、自然を相手にしている。長時間の足を動かせる。大きな出力を維持できる。転けないようにバランスよく自転車に乗ることができる。などなどがあります。  いずれにせよどんな競技でも人というものがまず対象になります。よく観察することが大切です。試験管の中で実験を繰り返すというわけではないので・・・  あき鍼灸院としては、治療院の視点からということもあり、『ケガをしないように体をうまく使うには』を念頭に置いています。 そのことが結果としてパフォーマンスの向上につながり、息の長い競技生活、スポーツ生活を送れるようになり、豊かな人生の一つになるのだと信じているのです。    今後こうした情報も発信していけるように努めていきますup