あき鍼灸院 ブログ
お膝を痛めてしまうことは誰しも起こります
使いすぎて膝の軟骨がっすり減って痛めることばかりではありません
成長期のお子さんに多いオスグットシュラッター症候群 というものになる方もいらっしゃいます
では、何故膝を痛めやすい人と痛めにくい人がいるのでしょうか?
原因を少し探ってみましょう
前ももの緊張
●ひざを痛めている方によく見られのが、四頭筋(前モモの)緊張です
これが硬くなると太ももの筋肉が膝まで走っていますので膝周りも緊張してしまいます
●前モモが緊張してしまうには 太ももの裏側との筋肉の
バランスが悪くなってしまっていることも一つ挙げられます。
バランスが悪いということは臀部の筋肉 太もも裏の筋肉を日ごろから使えていなかったり、
疲れすぎていて硬くなってしまていることが考えられます。
●臀部や太モモ裏の筋肉が使えていないかったり疲労していると ふくらはぎなど膝から下の筋肉も緊張してしまい腰回りの動きが悪くなります
膝下の筋肉や足首の関節の柔軟性は骨盤の動きにも影響が出るポイントの一つです
上半身と下半身との動き
●腰まわり(腹筋・背筋)の筋肉が固くなって柔軟性がないと
上半身と下半身との動きの連動性が悪くなります。
体を動かす時に上半身と下半身を捻ることで、様々な動きができたり、大きな力を出すことができます。
膝が痛いと訴えられる方は、前屈はできても 左右にねじる動きが苦手という方をよく見ます。
遠くに手を伸ばすときにも体を捻ることが必要ですので、大切なことです。
肩甲骨の動き
上半身の中でも肩甲骨の動きは大切です。
肩甲骨の動きが硬いと腕を大きく振れず足を前に運ぶ動作が鈍くなってしまいます。肩甲骨と足の動きはと連動します。
●肩甲骨が硬いということは背中の緊張がありますので、胸の筋肉の緊張もおこります
●背中や胸の筋肉が緊張していると腕先ばかりを頼った使い方になってしまいます
膝の痛みは単純に膝そのものが痛むことがありますが、別の場所の硬さなどで、結果として痛めてしまうことがよくあります。
日常生活の癖や 運動のアプローチの仕方でこうした体の硬さや左右のアンバランスなどで症状は産み出されていくのです
今回膝の痛みとして着目しましたが、単純痛みのあるところだけを見ていくのではなく
こうした体の使い方や連動性の不可などに原因が隠れている場合があります。