あき鍼灸院 ブログ

アレルギー性鼻炎

 胃腸との関連
アレルギー性鼻炎は、肺の状態と関連がありますが、胃腸とも関連がありますweep

最近のアレルギー性鼻炎は、この胃腸の不調からくることが多いように思われます。

小さなお子さんでもアレルギー性鼻炎があったり、食物アレルギーが出ていたりするのは、体のバランスを崩した状態にあるためだと考えます。think

これが、遺伝的な物なのか生活環境の変化のためなのかはわかりませんが、花粉症やアレルギーをさほど騒がれなかった時代に比べて、体の変化があるのでしょう

アレルギー物質とされる物が体内に入ってくることはなかなか防ぐことはできません。sweat01

ですので花粉症やアレルギーを治療するときは体のバランスを適正にして、過度な緊張から体を解放することで、過敏に何でも反応しすぎる状態から立て直していきます。

前述で、アレルギー性鼻炎は、胃腸との関連があると書きましたが、東洋医学では『胃』は『脾』と表裏の関係で密接につながりがありますgood

陰陽の関係でいくと『脾』が陰で、『胃』が陽です。

『脾』が『胃』に命令を出して働かせているために消化、吸収ができるのですが、『脾』の力が落ちると胃も正常さを失います。胃は陽気がたくさんあるところですが、その陽気を消化という形で十分に発散できないために陽気がたまった状態になります。

陽気は上に上る性質がありますので、陽気が頭にたまってのぼせた状態となって、鼻炎などの熱の症状を生むのです。sign01

この治療には『脾』をしっかりさせる必要があります。そのためには、適切なツボを選んで刺激してやることが必要です。

また併せて、鼻や顔、頭に停滞している熱の症状をさばくことで、薬で抑えるよりも体に無理のない状態で症状が改善していきます。



 オステオパシーとの併用治療
この鍼灸治療に併せてオステオパシーを行います。併用することで、早く症状の改善がみられます。happy01

首や肩の動きの悪いところを解放して、動きの悪さから起こる神経の緊張を緩めます。首回りの神経は鼻や胃に通じていますので、これらの異常な状態も併せて治療することになります。

鍼灸とオステオパシーを使って、多方面から体にアプローチしていくことで症状の改善に持って行くことができます。sun