あき鍼灸院 ブログ

腰痛(東洋古典医学から)

 腰痛
腰の痛みは、腰の骨の中心から痛みが始まり 痛みが横に広がるほど重症で慢性化しやすくなりますsign01


腰痛は様々な経絡に発生します
『経絡・・・【全身にあって気血をめぐらせて生体の維持している機構で、経脈と絡脈とからなる】』

☑肝が弱って起こるモノ

☑肺が弱って起こるモノ

☑脾が弱って起こるモノ

☑腎が弱って起こるモノ

です


 腰痛の症状タイプ別診断
●肝タイプ
☑朝起きてすぐに動くことができないで、動かしているうちに徐々に動けるようになってくる(=血の不足)
☑急性の腰痛で、動くと筋肉が痙攣したように痛んで動けなくなる
☑婦人科疾患や出産に関連した腰痛
☑筋張った固さがあります
☑緊張があって針が刺せない感じは=肝虚寒証
☑緊張があり、按じると気持ちよい=肝虚熱証


●肺タイプ
☑中年以降で慢性腰痛に多いとされています
☑随伴症状として、
・便秘
・食欲旺盛
・肩こり
・気鬱(きうつ)=息苦しさ
・足冷え
・のぼせ
・頭痛
          ・・・などの症状も一緒に出ることがあります。


●脾タイプ
☑倦怠感が主になっていることが多いです。
☑水の排泄が悪く小便不利にして、大便は通る傾向があります
☑雨の降る前に悪くなります
☑腰全体が
ぶよぶよで弱々しいです
☑痛みはあっても筋肉の緊張がないことが多いです

●腎タイプ
☑長く立っていると痛くなってくる
腰が重くてズドーンとしたような重い痛み
☑前屈姿勢で楽

なかでも腰は腎と密接なつながりがあり、
『腎は府』とも言われています
東洋古典医学での足の少陰腎経の経脈の循行が「背を貫き腎に属している」とされていますconfident

『経脈・・・【身体を縦方向に走り気血をめぐらす経路で臓腑との関わりが強く、十二経脈・十二経別・奇経八脈に大別される】』