あき鍼灸院 ブログ

内因   (心の状態と病気の関係)ー恐れ 驚きについてー

恐れ 驚き-ショックや緊張が続くと 腎気が虚してオドオドする-

 
恐ろしいことに合うと『腎』が弱ると言われています。

逆に『腎』が弱いと驚きやすく臆病になります。

この感情は

☑火事や交通事故などのショック

☑強い緊張状態

・・・なども含まれます。

腎の気がしっかりしているとこうした状況にあってもビクビクしなくなります。

へその下(臍下丹田)がしっかりしており力のある状態です。

ですが、強い緊張状態や強い恐れの状態が続くと、『腎』も弱ってしまいます。

『腎』の気が不足すると、腎の陽気が下半身で安定せず上半身へと昇っていきます。

胸がドキドキした状態ですね

そして、恐れすぎていると体質的に腎虚証(腎が弱い状態)ではない人も、腎虚証になってしまいます。

必要以上に何でもかんでも恐れていると、治る病もなかなか治らなくなります。

これまでの感情の中でも、恐れ、驚きの緊張状態は、血を多く消耗してしまうために『肝』や他の臓に負担をかけてしまいます
 
 

腎の弱りと病

のぼせる

耳鳴り、耳の閉塞感、難聴

膀胱炎

腰の痛み

脱毛

白髪

足の裏の火照り

喉の痛み

足腰の冷え

精力がない


などの病があります


以上で 内因 (心と病の関係) は終わりです。

これまでのことから、心と体は相互関係にあることがわかります。

心は移ろいやすいものです。また逆に感情の起伏があるからこそ人は人としていられるのだと思います

その器としての体をしっかりとしておくことで  
人生は楽しいものとなるのです。