あき鍼灸院 ブログ

慢性腰痛の改善案(40代男性の慢性腰痛)/京都 あき鍼灸院


目次
  • 背骨(胸椎~腰椎)の固さが生む問題
  • プロセスと理論
胸椎の問題で起こること
腰痛の問題で起こること



  • 改善にむけて必要なこと
  • 慢性腰痛の男性




背骨(胸椎~腰椎)の固さが生む問題
  • 慢性的な腰痛


  • 内臓の働きが悪くなる


  • 交感神経のスイッチが入りっぱなしになる


  • カラダの緊張が上手く抜けなくなりリラックスできない


  • 睡眠が浅くなる


  • 背骨からでている神経は直接 内臓にいっているので内臓のバランスが崩れて安定しなくなる


  • 便通が悪くなる
 
など様々な症状や悩み辛さの原因となります
では、これにたいして薬やシップだけでよいのでしょうか?


いいえ、よくありません


脊椎の緊張、固まったブロックしたところを改善しないと
一時しのぎになり
その辛さは繰り返し起こることになります





 


プロセスと理論
胸椎~腰椎のブロックは組織の緊張と血流を妨げます
慢性的に固く動きが悪い背骨は、それだけで神経を緊張させてしまいます





胸椎の問題で起こること
例えば胸椎の固まっているところブロックしているところを解放して緩めると、神経の緊張が瞬時に緩みそれにともなって筋肉組織の緊張も緩みます



あなたは背中が軽くなっていく様子を感じたり
呼吸が深くなることを感じれるようになるでしょう





腰痛の問題で起こること
腰椎の緊張が解放されると腰周りの軽さを感じることができたり、しびれていた足が楽になっていくことを感じることもあるでしょう


内臓の働きが整理され便通が良くなっていたり食欲不振の改善につながっていくこともあります









改善にむけて必要なこと


 
緊張していた組織に新鮮な血液が流れ込み
新しい酸素と栄養の供給が始まり留まっていた老廃物が排出されて『新陳代謝』が活発に起こるようになります


炎症があると周辺の筋肉や組織が緊張します


逆に慢性的な緊張は周辺組織の炎症をつくります


慢性的緊張を解放しなければ、いくらシップや鎮痛剤を服用してもその場しのぎの対処療法になってしまい患部の炎症は繰り返しになります


炎症が起こっていると

ブラジキニン

セロトニン

ヒスタミン

アセチルコリン




と呼ばれる痛み物質が発生するため『慢性的な痛み』もとまらないままになってしまいます


また慢性的な緊張は組織を『新陳代謝』が悪いため
組織の繊維化が起こりやすくカラダのあらゆる機能に悪影響や悪循環をおよぼしていくことが考えられます



腰痛(慢性的な腰痛)にはこうしたメカニズムが関わっています


シップなどの対処療法だけではとりきれないことがおわかりでしょうか?


痛み止めの服用だけでは改善しない傷みがあることがおわかりでしょうか?









慢性腰痛の男性
男性40代
慢性腰痛

仕事で車での移動が多い
長く座っていると腰が辛くなってくる

整骨院でマッサージと電気療法をうけていた
一時的には軽くなる感じはするが、すぐに元に戻って痛みだすとのこと

根本改善したくて来院された


診断
腰椎の3.4.5番が左側に変位している

聞けば車の運転中、左足はつかわないので左足を開いて運転しているとのこと

運転での腰の歪みが日常生活でも戻らず、姿勢不良が続いたことで腰の組織が緊張しっぱなしになり『組織の新陳代謝』がわるくなり老廃物も排出されにくくなり緊張と痛みが持続してしまっている


施術
オステオパシー
腰椎の3.4.5番の変位をオステオパシーで戻す

周辺組織が緩み腰の動きが滑らかになる


背中~腰とふくらはぎに置き鍼10分

復溜(ふくりゅう)と大巨(だいこ)に置き鍼10分

施術後、腰の痛みはなく軽く動かしやすいとのこと


計5回の施術で慢性的な腰の痛みがでなくなった

アドバイスとして車の運転時の姿勢やクッションの使い方などを話し合いながら伝える


半月に一回メンテナンスで来院されている
腰痛はでていないとのこと