あき鍼灸院 ブログ

妊婦さんのカラダのだるさ重さ/京都 あき鍼灸院


目次
  • 妊婦さんのカラダのだるさ重さの施術
  • 妊娠中のカラダの重さや不調について
  • 妊婦さんの大変さ



妊婦さんのカラダのだるさ重さの施術
妊婦さん(40週)
訴え
カラダのだるさ重さ
呼吸が浅く吸いにくい
むくみ

診断
頭の緊張が強く、呼吸が浅い
胃の弱りが見られる

施術
オステオパシー
頭の緊張は呼吸のリズムに頭の動きが合っていないために起こっているのでこれを改善する

術後すぐ、「呼吸を深くすえるとの」こと



鍼(接触鍼)
刺さない鍼で行う
肩、背中、腰を擦る鍼(擦鍼さっしん)で施術
左の公孫(こうそん)に接触鍼(せっしょくしん)


術後
「カラダが軽くて、息が吸いやすい!!」とのこと


様子をみてもらうこととする











妊娠中のカラダの重さや不調について
 
  • 肩こり
  • 腰痛
  • むくみ
  • カラダの重さ、だるさ
  • 呼吸が浅く感じる
  • 寝にくい
  • つわり
など
 
妊娠中のカラダの不調の多くが、カラダの自律神経の乱れ、体液の流れが上手くいっていないことで起こります


体液の流れを良くし、深い呼吸を促し、自律神経を安定させていくことで、妊婦さんの様々な不調を改善に導きます


今回の妊婦さんも同様に前述の良い状態へいくように施術を進めることで
「カラダが軽い」
「息が吸いやすい」

と状態の改善を感じていただけました


行ったことは
  • 筋膜を緩める
  • 交感神経が働き過ぎになっているカラダをリラックスに導く
  • 呼吸の時に使えていないカラダの動きや働きを取り戻す
  • 体液の流れを潤滑にすること
です


妊娠中の施術は低刺激でカラダを緊張をゆるめていきます


ソフトな刺激ですが、妊娠中のカラダは敏感なので、じゅうぶん刺激になります


逆に強い力や刺激は、カラダを緊張させてしまい、お腹がはったりなどしますので、妊婦さんへの施術の刺激量には注意が必要です




妊婦さんの大変さ
お腹の赤ちゃんが大きくなってくるにつれて、妊婦さんは日常生活のちょっとした動作でもつらくなることがあります

妊娠中のつらさでは、つわりなどに目がいきやすいですが

  • 椅子の立ち座り
  • 寝起き
  • 靴下を履こうとして屈む

など
ちょっとした日常生活のささいなことも負担に感じることがあります


そうした妊婦さんに出来ることとして、
  • 肩や背中や腰の負担やつらさの改善
  • お腹が大きくなることで浅くなりがちな呼吸を深くできるようにする
  • お腹の緊張を緩和する
  • 夜に深く眠れるようにする

などのちょっとした改善に見えるかもしれませんが、妊婦さんの身重なカラダにとっては、助けになります


施術が終わりカラダが軽くなって、呼吸がしやすくなった状態は、自律神経が安定し、夜の安眠にも繋がります


日常生活のちょっとしたことでも疲れやすくなっている妊婦さんは、それだけで交感神経が働きやすい状態です


交感神経優位の生活が長く続いていると、呼吸や睡眠が浅くなり、新陳代謝も悪く疲れやすいカラダに変わっていきます


これは

元気な赤ちゃんを生んだあとのカラダの回復にも重要なことです


妊娠中のカラダの負担が軽ければ、産後のカラダへの負担も少なくしていくことができます


妊娠、出産は大きなことです
いくら医療技術が進歩していても、妊婦さんや赤ちゃんにとっては今も昔もカラダへの負担は変わらず大変なものです


「妊娠中だから大変なのは当たり前」とせずに
妊娠中においても積極的にカラダをより良い状態にしていく
ことが大事です