あき鍼灸院 ブログ

つわりの施術では「背中と腰の緊張緩和」が有効な手になります


目次
つわりの施術
つわり【悪阻】とは

西洋学的つわりの施術
東洋学とオステオパシーからのつわりの施術
終わりに
 

つわりの施術
女性
第2子を妊娠中

一人目子供の施術で来院されていたが、お母さんのつわりがいったん落ち着いていたもののまた辛くなってきたので施術をすることに



一人目のお子さんも連れてきているので、施術には時間をかけられない状況にある



ベッドに座っていただいて、背中と腰の緊張緩和をオステオパシーで行う



胃の周囲の肋骨の緊張があり左と右で呼吸時に肋骨の動きが違っている
左側の肋骨や呼吸筋が緊張していて呼吸が浅くなり、交感神経が優位になりやすくなっている



肋骨の動きの緊張緩和を行い左右差を整える

直後、呼吸が入りやすくなり深い呼吸に変わる


腰も左側が緊張し、呼吸筋もうまくはたいていないためこれを調整する

更に深く呼吸がしやすくなったとのこと
また
胃のモヤモヤ感と引っかかった感じがとれ、ムカつきが楽になったとのこと



接触鍼(刺さない鍼の手法)にて「脾」を整える

これで様子をみてもらう












つわり【悪阻】とは

つわり(悪阻)とは
ホルモンバランスの急激な変化により嘔吐する神経中枢が刺激され反射で吐き気がでやすくなったり、ビタミン不足の影響などが考えられています




また急激な変化は、お母さんのカラダがついていくのに大変で、少しの刺激や妊娠前の何気ない動きにめ神経が過敏になっている状態になります






西洋学的つわりの施術
西洋学的には
点滴
また
ビタミンB6をとることがつわり(悪阻)の軽減に有効とされています
予防の観点からは
マルチビタミンをとることが良いとされています







東洋学とオステオパシーからのつわりの施術
東洋学的には「脾」を中心にして鍼灸や漢方で内臓の調整をしていきます





またつわりの方に多くみられるのが 「背中の緊張」と「腰の緊張」です




これらはお腹周りを締め付けてしまいますし、胃や食堂と直接接している「横隔膜の緊張」を生んでしまいます






ですのでつわりの施術では「背中と腰の緊張緩和」が有効な手になります





鍼灸とオステオパシーの手技療法で
背中と腰の緊張を緩め
さらに内臓の負担を軽減していくことでつわりからの早期の解放を目指していきます







終わりに

つわりの辛さは、「いつ落ち着いてくれるのかわからない」ところにあります


子供が産まれると楽になるのですが、妊娠から出産前まで苦しむこともまれではありません
ひどいと脱水になり入院することもあります



鍼灸オステオパシーはつわりからできるだけ早く解放されるようにカラダを調整し、より良いマタニティーライフを送って頂けるようにしていく つわりに対しての積極的な手技療法になります