男性
急に左胸が痛くなる時がある
病院で検査するも「よくわからない」との診断
不整脈など心臓系や肺などに際だった既往歴はない
来院した時は痛みはなく
深呼吸や上半身を動かしても痛みはでない
左側の胸の痛みで考えられるのは
・心肺系の問題
・胃の問題
・打撲や骨折の問題
など
心筋梗塞などであれば胸だけでなく背中が詰まったり首に緊張が走ったりします
が考えられるが当てはまるものがない
が
左の肩甲骨の内側に触れると「くすぐったい❕」とのこと
右側は大丈夫
交感神経が働いているもしく働きやすい状態になっている部位は鋭敏になっているので、触れるとくすぐったく感じることもある
診断していると首の7番目の骨と背中の胸椎1~4にかけてが左側に変位している
左の肩甲骨の内側に緊張がみられ、右側よりも背中が丸まり張っている
首の神経の問題であれば、胸より腕に症状が出ます
が
それはない
胸が時々痛むのは背中のほね(胸椎)が変位して
組織背部の組織を圧迫して起こる神経痛と判断しました
コロナ対策に自宅でマッサージやお灸に使えるツボ22選
【※予防の観点からであり効果効能を保証するものではありません】

コロナは感染症のため鍼灸師の私達が手を出すことはできません
ですが
カラダを診させて頂く仕事がら何か出来ることはないのかとジレンマがあるのです
ですので、ならないようなカラダを作る保つお手伝いを何とかできないかと予防に焦点を絞って書いています。
鍼灸漢方は症状の改善解消だけに焦点を合わせておらず 「いかに病にならないか」すなわち予防にも積極的にとりくんでいます
また鍼灸や漢方を使い積極的回復を体に働きかけることもできます
回復期において個人差はあれ体は消耗していることでしょう。
人によってはコロナにかかったことが転機となって長期間にわたって不調が続くことがあるかもしれません
そのような時に鍼灸や漢方が回復の手助けになることがあるかもしれません
ですがまずは「何とかかからないようにしたい」
「体の力だけでも上げられないか いや上げよう❕」
そんな願いもこめてしたためてみました
(下記は海外のレポートを参考にしています)
予防
予防では「肺」「脾」の治療を軸にします
東洋学では「肺」を働かせるには「脾」が必要になります
使うツボは
風門(ふうもん)
肺兪(はいゆ)
脾兪(ひゆ)
合谷(ごうこく)
曲池(きょくち)
尺沢(しゃくたく)
魚際(ぎょさい)
気海 (きかい)
足三里(あしさんり)
三陰交(さんいんこう)
巨闕(こけつ)
天突(てんとつ)
孔最(こうさい)
伴って吐き気、軟便、舌のコケが分厚く舌が広がっている場合に追加されるツボ |
巨闕(こけつ)
天枢(てんすう)
豊隆(ほうりゅう)
中脘(ちゅうかん)
水分(すいぶん)
陰交(いんこう)
肓兪(こうゆ)
脾兪(ひゆ)
鼻水(透明 緑色の鼻水ではありません) 背中の痛み 舌のコケが分厚い場合の追加されるツボ |
天柱(てんちゅう)
風門(ふうもん)
大椎(だいつい)
になります。
なかでも自宅でも予防に使えそうなツボを書きだしてみました
(※妊娠中の方はツボへの刺激は鍼灸院のほか専門機関に確認してからにして下さい)
【頭~首】
天柱(てんちゅう)
風門(ふうもん)
大椎(だいつい)
【背中側】
大椎(だいつい)
肺兪(はいゆ)
膈兪(かくゆ)
肓兪(こうゆ)
脾兪(ひゆ)
【胸、お腹側】
中府(ちゅうふ)
中脘(ちゅうかん)
【腕~手】
合谷(ごうこく)
曲池(きょくち)
尺沢(しゃくたく)
魚際(ぎょさい)
孔最(こうさい)
【足】
足三里(あしさんり)
豊隆(ほうりゅう)
三陰交(さんいんこう)
陰陵泉(いんりょうせん)
湧泉(ゆうせん)
太谿(たいけい)
復溜(ふくりゅう)
|
小さいお子さんはスプーンで上記のツボを優しくさすってあげて下さい
【↓100均のスプーンを使った小児鍼の仕方】
「スマホを腕に着けて走る危険性‼️」
腕にスマホなどをつけて走る方をよくますがカラダの歪めてしまう恐れがあります
腕にモノをつけているとそちらの神経反射から筋肉が緊張して腕の振りがつけていない側よりも小さくなってしまいます
腕の振りが小さくなると肩甲骨の動きも硬くなります
「肩こり」や「五十肩」や「しびれ」の原因にもなる恐れがあります
腕の振りが小さいがの足も腕が振れていないために上手く前に出なくなり腰の歪みを起こしてしまうのです
「ポケットにモノを入れて運動する危険性」
走ったり歩いたりしている方によくみられのが 片方のポケットに財布などを入れていることです
これは「腰痛」を起こすなどカラダのバランスを崩す原因になります
モノを入れている側の求心性神経に反射が起こって入れている側の筋肉が緊張してしまいます
すると 股関節など関節の動きが大きくとれなくなり ポケットにモノを入れていない側の動きと差が出来てしまいカラダの左右差が大きくなってしまいます
左右差が出来たまま運動を続けているとポケットにモノが入って緊張したままの筋肉がよけいに硬くなってしまいます
「呼吸障害につながる」
ポケットにモノをいれたままの運動や腕にスマホなどを持ったりつけたりして運動していると入れた側の筋肉が緊張してしまい 呼吸する筋肉までも緊張させてしまいます
運動するなかで呼吸は大切です
呼吸は寝ている時でも全身を使っておこなわれています
ですが緊張している筋肉は呼吸をする時にうまく働いてくれません
そのため緊張していない側ばかりで呼吸してしまうことが習慣になり 脳が正しい呼吸の仕方を忘れてしまいます
楽に呼吸ができなくなると自分ではリラックスしているつもりでも実際は「浅い呼吸」になってしまい「交感神経が働きやすい」カラダになります
自律神経である交感神経が優位のカラダ 浅い呼吸が慢性的になると 「筋肉が硬くなりやすかったり」 「眠りが浅くなって疲れがとれにくく」なったりしてしまいます
運動してカラダの動きをよくしたり健康のためにしていることが、ちょっとしたことで台無しにするばかりでなくカラダを痛める原因にもなってくるのです
こうしてしかたよった動きを続けていくと「腰痛」だけでなく膝を痛めたり「坐骨神経痛」や「ヘルニア」につながりやすいカラダになってしまいます
また呼吸が浅くなるために交感神経と副交感神経のバランスが
上手くとれなくなりなり運動したあとの回復に時間がかかったり疲れやすくなったりしてしまいます
ですので運動する時にモノをポケットに入れたり持ったりするのは知らず知らずにカラダを壊すことになるので止めておいてください
それでも持たなければならない場合は 運動したあとにストレッチをしてください
「左右差を治すストレッチ」
この時に呼吸筋をストレッチしながら働かせる方法をお伝えします
鼠径部の皮膚にてを当てます
皮膚を下に引っ張ります
引っ張ったままで足を横に倒してストレッチします
(この時皮膚の引っ張りを離さないようにしてください)
この状態でお腹で5回~10回ほど深呼吸します
これを左右行います
鼠径部を緩めるとお尻や腰の筋肉が緩みやすくなります
これに呼吸筋の動きも使うことでインナーマッスルから動かすことになるのでお勧めです
座り仕事など偏った姿勢になって腰痛がでている方にもお勧めです