あき鍼灸院 ブログ

内因   (心の状態と病気の関係)ー思についてー

思い -思い沈むと食欲がなくなり、胃・脾気が虚す(弱る)-

『脾気』が正常であれば、その命令を受けて働いている胃腸は正常に働くことが出来ます。

食欲も有り、食物を消化吸収して得られるエネルギー(後天の気)も多くなります。

後天の気が五臓六腑に行きわたり体は元気で健康的でいることが出来ます。

そして『思い』とは、『脾』の持っている志です。生理的な感情です。

ですので、『脾』のしっかりしている人は


思考力があり

落ち着いて物事が考えられる

☑記憶力が良い


といった状態でいることができます。

ところが、なにかしらで思い悩み沈むようなことがあるとします。

この感情は陰性です。


そして思い過ぎると気が閉塞してしまい、つまりは気の循環が悪くなってしまいます。

あるいは、考えすぎることで、血が消耗されてしまいます。


血が消耗してしまい考えもまとまらなくなります。


これらの状態になると、脾の働きも悪くなってしまいます。

脾の働きが悪いと、その命令を受けて働いている胃腸の働きも落ちてしまい。



結果、体の状態も悪くなってしまうのです。




 

脾虚の病(脾が弱った状態)

うつ病

躁病(そうびょう)

突然の鼻血

手足の倦怠感

過食

拒食

腰の痛み

坐骨神経痛

不眠

胃痛

小便が出ないい

精力の減退

膝の痛み

顔面麻痺

唇の発疹

☑頚や喉の腫れ、痛み(扁桃炎)

・・・などが出てきます。

次は、


 

憂い 悲しむ -クヨクヨすると陽気が不足して肺気が虚す(弱る)-


を書いていきます