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あき鍼灸院 ブログ : 2014年4月

腰痛(東洋古典医学から)

 腰痛
腰の痛みは、腰の骨の中心から痛みが始まり 痛みが横に広がるほど重症で慢性化しやすくなりますsign01


腰痛は様々な経絡に発生します
『経絡・・・【全身にあって気血をめぐらせて生体の維持している機構で、経脈と絡脈とからなる】』

☑肝が弱って起こるモノ

☑肺が弱って起こるモノ

☑脾が弱って起こるモノ

☑腎が弱って起こるモノ

です


 腰痛の症状タイプ別診断
●肝タイプ
☑朝起きてすぐに動くことができないで、動かしているうちに徐々に動けるようになってくる(=血の不足)
☑急性の腰痛で、動くと筋肉が痙攣したように痛んで動けなくなる
☑婦人科疾患や出産に関連した腰痛
☑筋張った固さがあります
☑緊張があって針が刺せない感じは=肝虚寒証
☑緊張があり、按じると気持ちよい=肝虚熱証


●肺タイプ
☑中年以降で慢性腰痛に多いとされています
☑随伴症状として、
・便秘
・食欲旺盛
・肩こり
・気鬱(きうつ)=息苦しさ
・足冷え
・のぼせ
・頭痛
          ・・・などの症状も一緒に出ることがあります。


●脾タイプ
☑倦怠感が主になっていることが多いです。
☑水の排泄が悪く小便不利にして、大便は通る傾向があります
☑雨の降る前に悪くなります
☑腰全体が
ぶよぶよで弱々しいです
☑痛みはあっても筋肉の緊張がないことが多いです

●腎タイプ
☑長く立っていると痛くなってくる
腰が重くてズドーンとしたような重い痛み
☑前屈姿勢で楽

なかでも腰は腎と密接なつながりがあり、
『腎は府』とも言われています
東洋古典医学での足の少陰腎経の経脈の循行が「背を貫き腎に属している」とされていますconfident

『経脈・・・【身体を縦方向に走り気血をめぐらす経路で臓腑との関わりが強く、十二経脈・十二経別・奇経八脈に大別される】』


味のお話し(苦味)




 苦味について

☑堅めるさようがあります。
☑酸味の集める作用よりも強力です
☑より積極的に浮き上がっているモノを鎮静します
☑燃え上がっているモノを沈める作用です
☑堅めて、陰気を多くします。この効果で、熱を冷めやすくして、多すぎる陽気を鎮静させます

腎の水(津液)をふやし熱を冷ます効果があります

☑心臓に熱(陽気)がおおいひと
☑暑がりな人
☑腸に熱が多くなっているための便秘
などには苦味が有効です

逆に
☑冷えやすい人
☑冷えて下痢しやすい人
☑胃が冷えて食欲不振な人

などには状態が悪くなるので苦味は食べるべきではありません

苦味の食べ物
☑ピーマン
☑春菊
☑青汁
☑抹茶

など

古典書物には
☑麦
☑羊肉
☑らっきょう

などがある。

次は『甘味』です



小児の水疱瘡(みずぼうそう)治療の考え(鍼灸治療の場合)

 水疱瘡
☑ヘルペスウイルス科・・・《小水疱が密集した皮膚の病気。ヘルペスウイルス感染による単純疱疹や帯状疱疹をさす。疱疹ともいう》
 の水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染による感染症です
☑冬から春の感染症(12~7月が多く、8~11月に減少)ですが、年間を通じて発生します
☑飛沫、飛沫核による空気感染または、接触感染で感染して、その潜伏期間は2~3週間です
☑乳幼児、学童のいずれの年齢でもかかります
☑母子免疫は、麻疹ほど強力でもないため、新生児でもかかることがあります
☑成人もかかることがあり、38度以上の高熱や全身の発疹など子供よりひどいケースが多いとされています
☑かかってしまえば2度目の再発はないと言われますが、感染しても発症しないだけで、抗体が消えれば再発する可能性があります
☑治癒後も神経節などにウイルスの潜伏が有り、ストレスや疲労や免疫力の低下している時に帯状疱疹として発症することがあります



 症状は
☑発熱と発疹で、それぞれの発疹は
 紅斑→紅色丘疹→水疱形成→膿疱→痂皮化(かさぶた化)を約3日ほどで経過します。また次々に新しい発疹が出るのも特徴です
☑水疱の周囲は暗褐色
☑全てが、かさぶたになって治癒とします。(目安は約1週間です)
☑この発疹は、多くが体幹に現れ、四肢には少ない。
☑頭皮や口腔などの粘膜にも出現します
☑体が温まるとかゆみが増す
☑健康状態が良好な体の予後は良好ですが、そうでない場合は重篤で、致死的経過をとることもあります。




 東洋古典医学では
ヘルペスによるものを 脾虚熱証として診断、治療していきます。

☑ヘルペスは陽明経から発散されなければならない陽気が、脾虚があるために発散されず、停滞して発症したものです。
☑肌肉に熱が停滞した状態です。
 熱の停滞が旺盛なので、陽明経から肺経に内攻することことがあります
☑神経痛のような痛みのある部位に鍼灸治療をすることで、ヘルペスが出ることがありますが、
  これは内に潜んでいた熱が発散されているよい兆候です
☑飲酒すれば、かゆみや痛みが増し治りも遅くなります。
☑陰経にできているものは治りにくいとされています
☑顔面にできているヘルペスは、顔面神経マヒや三叉神経痛を起こすことがあります
☑頭部のヘルペスは要注意です。脳へ内攻すると半身不随意や死亡する恐れもあります


●脈診では
脾虚ですが、胃腸症状はなく、陽明経の熱か肺経の熱かは、右寸口の浮沈で判断します
す。
脾虚の脈をしていますが、熱のある部位は他の脈より目立って感じます。
例えば小腸経の熱なら左寸口が他の部位より少し浮いています。
心や肺の熱なら左右の寸口脈が沈んで堅くなっています



●切経背診
脾経や陽経、脾兪、胃兪近辺の状態を診ます


●治療

脾虚で補ったあと、肺経の魚際を補うか孔最を瀉法する(脾虚肝実証の場合)
ヘルペスの水疱に対して透熱灸をすえることで、完治も痛みの引きも早くなる(瀉法)
ヘルペスのできている近くに浅い置鍼治療をする
接触鍼(せっしょくしん=刺さない鍼)も有効です。とくに小児や虚弱な方への治療の場合刺激量の注意も必要なため接触鍼にて治療することが有効でないかと考えています。
接触鍼にて、脾虚を補い熱をさばきます。




以上のことから
小児の水疱瘡(みずぼうそう)治療には、接触鍼による脾虚を補う治療を中心として、肌肉に停滞している熱を発散させることで、治癒をより早く進めることができると考えます。



味のお話し(酸味)

 飲食物が原因で病気になる場合は

☑五味の過不足
☑食べ過ぎ
☑飢え
☑食中毒
などが考えられます


なかでも
☑五味の過不足

は、

言い換えるなら栄養状態のアンバランスで、体調を崩す、元にもなります。


 東洋古典治療では、味を五つに分類し診断や治療に役立てています

酸味(さんみ)
苦味(にがみ)
甘味(あまみ)
辛味(からみ)
鹹味(かんみ)

この五つの味を平均して口にしていると健康が保たれやすくgood

食べ過ぎや食べなさすぎで体調を崩すことはもちろんあります。それに加えて、五味が片寄って過不足が出た状態だと病になりやすくなるとされています。down


またこの五味ではそれぞれ作用があり、それを体系立ておくことで、診療にも治療にも養生指導にも使用できると言うわけですshine


そしてこの五味はそれぞれ木火土金水にわけられそこからわけられた臓器とも関連して考えれていますhappy01

五行 味.png

まずは
 酸味bearing から
東洋古典の肝の蔵象学に(西洋学で言うところの生理学)にもでてきました

ブログの蔵象学とあわせて見ていくとより理解が深まります。

酸味のモノには収斂作用(しゅうれんさよう)があります

収斂作用とは、
☑散らばっているものを集める
☑浮き上がっているモノを沈める


作用になります。

この作用は 陰陽の考えで行くと 陰気が弱って陽気が多くなった状態の時に有効に働きます

逆に陽気がすくなって冷えている状態で酸味のもをとると 余計に悪くなってしまいます

例えば
☑高血圧で、赤ら顔の人や
☑酒好きで陽気が多くなりやすい人


は、酸味のモノをとることで、陽気多くなりすぎて、体調を崩す状態を押さえてくれます。good

酸味の収斂作用(しゅうれんさよう)は、その力で肝に血を集めます。

ですので、肝が弱っている人(肝虚)は酸味のモノをとると体によいのです

ですが、傾向として肝の弱い人(肝虚)は酸味を嫌うことが多いです。

多くは、辛味を好む傾向にあります。

酸味の食べ物には
☑酢
☑梅干し
☑レモン
などです。

また、古典書物(素問の蔵気法時論)には
☑青色のもの
☑胡麻
☑犬肉
☑韮(にら)

などが出てきます。happy01


酸味の次は苦味のお話しを書いていきますsun



間質性膀胱炎について

 間質性膀胱炎

間質性膀胱炎は、女性に多く、慢性的であり、原因もはっきりしない病であります。bearing

その症状は↓
☑頻尿

☑残尿感

☑排尿痛

☑下腹部のモヤモヤ感

☑特定の飲食物をとることで発症


などがあります。

当院の考えでは、単純に膀胱炎の炎症を抑えればよいとするものではありません

この病は、特定の飲食物をとることから発症するように、アレルギーのように反応して、膀胱炎の症状としてでてくるとこから



 東洋古典医からみてeye

『肝』
『腎』
『脾』

の状態が大きく関わっていると考えています。confident

figure.png
 


 オステオパシーで見ていくと eye

骨盤
その周囲の筋肉の状態
腰椎の状態
頸椎の状態
足関節の状態

などを診断、治療ポイントとしていきます。good


病が体に入っている深さや状態によって、個人差はありますが、これらを治療ポイントの根幹に据えることが大切です。

病は複雑に絡まって症状として表れます。

単純に炎症を抑える治療として、一点集中の治療ではなく、病も体の状態も総体的に捉えて治療を進めていく必要があります。happy01





蔵象学(生理学) 心包と三焦について




 心包の蔵象学 (蔵象=西洋学で言うところの生理学)
 
性質
 
・心包(しんぽう)は、心の陽気が表面に出てくるためのものです。

・心包そのものも陽気を受けている

・心の陽気を『君火(くんか)』【気の陽気と血の陽気が合わさったもの=神】といい、

心包の陽気を『相火(そうか)』といいます。

・君火が相火となって出てこないと陽気が巡らないため体は働けません。
 
・臣使の官(しんしのかん)と言います

・心は五臓六腑を統括する役目を持ち、臓腑が分業して、互いに強調して、全体の活動機能を発揮できるように統一指導できる

・臣使の官とは、君火の使いをする臣下という意味

・相火が旺盛であれば、性格が朗らかでゆったりしている。

・膻中(だんちゅう)という胸のまんなかにあるツボは、心包の陽気が多くあって、診断と治療部位となる




 
 心包と腎との関係

●心の陽気(君火)が、心包を介して腎に入ります

腎は、それ自体には陽気がないためにもっともそうかを必要とします

心包から出た相火は、膀胱経を通り腎経に入り五臓六腑に行き渡ります。



●命門(めいもん)=《腎の右をさす。または経穴名で経穴名、石門(せきもん)の別名》
腎の精水(せいすい)と合わさって人体の根源の陽気としての働きをする。
【精水=津液(しんえき)】
これを相火、腎の陽気、命門(めいもん)または、すべての陽気の根源なので三焦原気とも言います

命門の火がないと、腎の水が多くなりすぎて、冷えるようになります




●陰陽の交流
心の陽気(君火)が、腎に下ってきて命門の火(相火)となります。腎に陽気が降りてくる腎の陰気が上がっていく交流がないと、陰気だけが下にたまって体の下は冷えるし、臓器も働けなくなります。

また上に陽気がとどまってしまって、のぼせた状態となり
☑肩こりや
☑耳鳴り、
☑めまい
☑不整脈などの心疾患

などの病を生み出す原因となります。



 腎がしっかりしているために心の陽気が、正常に保たれています

腎の精水(=津液)と相火(命門)が盛んであれば、脾胃がよく働くことができます。

脾胃がよく働けば、気血水(津液)の生成も盛んになります。

そうすれば、腎には津液(=精水)が、肝には血がそれぞれ貯蔵されて、肺気《肺がつかさどる気の機能、または呼吸の気および胸中の宗気、肺の精気》は循環して心にも気血が送られます。

そうして心から相火が出てまた三焦を働く原動力となります。

 

 三焦(さんしょう)の働きと性質
 
・焦とは『こげる』という意味。ここから三焦とは陽気の働きをいったものとなります。

・三焦の働きは、上焦・中焦・三焦 の三つに分類されています。

・心、心包に熱が多くなれば、反応を表します

すべての臓腑経絡の寒熱を調整する役割を持ちます。

・最も熱を受けやすい経絡は三焦経と胆経である

・命門の陽気(腎の陽気=相火)が弱っていると、表裏関係にある三焦の陽気も弱っている。そして全身が冷える
 
●上焦の働き
 
・上焦の部位はむねである。

言い換えると(横隔膜より上)およびその作用になります

・胸には心と肺があります。ここへは胃腸で生成された
営気(えいき) ・・・【飲食物から生じ経脈中をめぐり全身を栄養する精気のこと。栄気、営陰ともいう】

衛気(えき)   ・・・【体表を保護し外邪の侵入を防ぐ気。衛陽ともいう】

宗気(そうき) ・・・【衛気と大気とが結合して胸中に蓄積された気】

が昇ってきます

宗気は呼吸の原動力
営気は血となって、心の陽気となり
衛気は肺気によって全身を巡ります

●中焦の働き
中焦は、脾胃と肝の部分になります。

言い換えると、三焦腑の中部構造とその作用、剣状突起の下端より臍までとなります

脾胃では腎から来た津液と命門の陽気が作用して気血を生成します

気血は胸に昇って上焦の陽気となり、肝は血を蔵して発生を主ります。


●下焦の働き
下焦の部位は、
臍(さい)=おへそ より下を言います。
言い換えると、(臍から下)およびその作用。下焦と膀胱は最も密接な関係です。

下焦には命門の陽気があって全身の働きの源となります

衛気は下焦で発生して上焦に昇ります


下焦は大小便の排泄を行います
下焦のバランスが狂えば大小便の状態にも反映されます。
例えば↓
命門の陽気が少なくなれば、下焦が冷えて
小便が出過ぎますし
下痢

などにもなりやすいです

逆に腎の津液(しんえき=水)が少なくなれば、冷やすものがなくなり熱が多くなります。
☑便秘や
☑熱性の下痢
☑小便が少なくなる

 

 
 
 

 
 心包の症状(*心包だけに限った症状でないものもあります。)
☑腋下が腫れる
☑肘が引きつる
☑手掌が熱くなる
☑胸脇が下から押し上げられたように詰まる感じがする
☑よく笑う
☑心痛
☑胸苦しい
☑動悸
☑顔面が赤い
☑眼が黄色


 三焦の症状(*三焦だけに限った症状でないものもあります。)
☑目尻が痛む
☑難聴
☑耳鳴り
☑耳の後ろが痛む
☑頬が痛む
☑喉が腫れて痛む
☑舌が巻く
☑五十肩
☑口渇
☑胸苦しい
☑尿閉《尿が全く排出できない状態》
☑遺尿《小便失禁または寝小便のこと、遺溺(いにょう)ともいう》
☑口渇《こうかつ=喉が渇いて湯水を飲みたがること》 



 
 
 ・・・などなど他にも心包、三焦にアプローチしていくことで改善、完治していく病がいくつもあります。
 
 

鎖骨の負傷からの考え

鎖骨.JPG
鎖骨は自転車競技をやっていると負傷しやすい箇所ですbearing

乗車姿勢からの高い位置から肩から落ちるように落車してヒビや骨折などを起こしてしまいますsweat01

プロのレース映像をみていると骨折部位を手術して固定した状態でレースに戻っている選手も見ます

実際はきっちり治してしまうべきですが、プロですからそう休んでいられるものでもないのでしょう

ケアしながら走っているのだと思いますsign01

この鎖骨という部分は、大切で神経や血管が通っている箇所でもあります

また腕で上げ下げしたり、呼吸時などでも動いているところです

ここを負傷することで様々な病を生み出す元にもなります

☑胸郭出口症候群
☑胸の痛み
☑背中の痛み
☑肋間神経痛
☑肩のツラサ
☑腰痛
☑手のしびれ、むくみ
☑五十肩

・・・など

負傷跡や手術後は、筋肉が固まりやすく、流れも悪くなります。

また、代償動作(動きを別の動きでカバーする)ために、初めは状態が悪くなかったところに負担がかかり、ツラサに変わることにもなります。

ですので負傷後、治療にて一見 元に戻っているように見えてもその後のケアが大切になりますgood


ここを治療ポイントとすることで、上記のような様々な病の治療にもなります









美容鍼と顔面神経麻痺

 
 西洋学的にみると
 
顔の筋肉のこわばりをとり、筋肉をあるべき位置に戻して、それに伴って血の流れをよくして、リンパの流れを良くし、肌にも張りを与えシワやクマをとると言ったところでしょうか。happy01
 
顔の筋肉は表情筋と咀嚼筋(そしゃくきん)に大きく分かれています。
 
表情筋は、
☑頭蓋骨から起こって、皮膚に停止する筋肉で『皮筋』とも言います。
☑すべてを顔面神経に支配さています
 
咀嚼筋(そしゃくきん)は
☑頭の横から起こって、下顎につきます。
☑すべて三叉神経に支配されます
 
表情筋は浅く、咀嚼筋は深くにあります。
 
人体最大の『皮筋』は、首にある筋肉(広頚筋:こうけいきん)です。表情筋と同じように顔面神経神経に支配を受けていて、口の周りの表情筋と混じり合います。
 
美容鍼で主に使われるのは、この表情筋なんですね。

表情筋にアプローチすることで、前述のような効果を出しますlovely
顔筋.JPG

 顔面神経麻痺(西洋学的)
顔面神経マヒはこの表情筋を支配している『顔面神経』がマヒすることで起こります。
☑マヒ側の眼が閉じられない。
☑涙腺の障害で角膜の乾燥
☑涙や唾液の分泌障害
☑マヒ側の額に横じわを作ることができない
☑マヒ口角が下がってよだれが下がる
☑口笛が吹けない
☑味覚の消失
☑聴覚障害

・・・などがあります。sweat01

ちなみに
顔面神経は
☑表情筋の運動
☑舌の前の2/3の味覚
☑下顎腺、舌下腺、涙腺の分泌
を支配します
☑顔面神経麻痺は、この神経マヒによります。

三叉神経は
☑顔面の感覚
☑咀嚼運動
を支配します
☑顔面神経痛は、三叉神経痛でもあります



・・・で

 東洋学的に見ると
首から上の顔面や頭には、胆、小腸、三焦、胃、大腸、膀胱の経絡が通ります。これらは、すべて陽経になります。sun

陰経は首や胸までにしか循環していません。

そのため、首から上にはおのずと陽気が多くのなるのです。

ですので、寒いなか首から下は着込んでいても 顔は外気にさらしていられるのです。snow

東洋学古典の『難行』の四十七難に書かれています。


 顔面神経マヒ(東洋学的)
顔面神経麻痺は、これら陽経を通る陽気が不足した状態です。

【※中医学では、面癱(めんたん)といわれます  『面』は顔、『癱』はマヒして動かなくなることを指します。】

体が疲れて弱り、陽気が不足した状態で、顔を冷やしたために起こるものです。

多いのはクーラーなどの風で冷えたことによる風邪(ふうじゃ)の影響ですdash

気血が阻滞し、肌肉がゆるんで締まりがなくなります。

ですので、治療では疲れて弱った体を立て直し、なおかつ顔の気血を流して顔を温める治療を行います。

顔面痛も陽気の不足、体全体の陰陽の交流が悪いために起こります。これも温める治療を行います。happy01


 美容鍼(東洋学的)
東洋学的な美容鍼では、体全体の陰陽の交流をよくして、顔に陽気と血が留まらないようにすることが大切です。good

陽気は顔に集まりやすいですが、留まってしまうと

☑ニキビや吹き出物ができやすい
☑血の上下の交流が悪くクマができやすい
☑筋肉のこわばり、しわ、肌あれなどが起こる

・・・などなどが出てきます。

ですので、
西洋学的には顔の筋肉や神経にアプローチします

東洋学的には、顔も体の一部として総体的に捉えて、全身を調整する中で顔にアプローチします。

陽気が上にたまったままでいると、足などの下焦がひえます。のぼせてしまってるんですね。

この状態でいると
☑耳鳴り
☑肩こり
☑ホットフラッシュなどの更年期症状
☑腰痛
☑坐骨神経痛
☑不眠

・・・などなども現れますbearing

ですので、個人的には、後者の東洋学的な方が美肌が長続きしますし、なおかつ肩こりや腰痛など他の病もケアしていくのがオススメです。happy01

 

出産後のめまい肩こりなどの症状2

引き続きですhappy01

前回は、出産後の不調について オステオパシーからの一つの考えを書いてみました

 今回は鍼灸(東洋古典医学)から


出産後の不調では
☑肩こり
☑頭痛
☑めまい
☑かすみ目
☑腰痛
☑坐骨神経痛
☑アレルギー
☑手首、肘の痛み

・・・などなどに悩まれる方がいらっしゃると書いています

他にも
☑便秘、下痢
☑貧血
☑イライラしやすい
☑脱毛
☑爪水虫

などもあげられます

これらの症状の原因を 東洋古典医学では、体の陰陽の崩れ、五臓六腑の不和から来ているものとしています。

一例をあげてみますと、妊娠~出産まで、母体は『血』を消費します。

そして、『血』は『肝』と結びつきがあります。confident

『血』を消費して血虚《貧血など血(けつ)の機能の衰え》になりやすく、ともなって『肝』も弱ります。

体がアンバランスになり、病にかかり、症状として出てきますdespair

肝は
☑目
☑筋膜
☑爪

などと関連があるため、それにともなった病

また『肝』や『血』の弱りから派生して胃腸にも負担がかかり、病が出てきます。

前回のブログでも後半に、出産後は養生しなければならないことを書いていますが、これは消耗した『血』を補い、体を休める意味でもあります。good

目を使いすぎないことも、『肝』が目と関連していることから、目の負担が肝や血の弱りを増長させるために
良くありません。

特に、携帯やパソコン、テレビなど負担のかかるものをつい見てしまう今において大切なことです。sun

その時は良くても、更年期症状が強く出たり、白内障などの目の病にも今後かかりやすくなります。eye


 【補足】
不妊症の原因の一つに肝虚寒証(かんきょかんしょう)があります。

肝が弱り、血が子宮を温められず養えなくて起こるのですが、一例として一日中目を酷使して、ストレスを抱えて、あまり動かずに体も冷えやすい生活を続けていると起こりやすくなります。

病はその時にポンと出てくるものではなく、以前の状態が反映されて出てくるものです。sad

また妊娠してからの状態も、以前の状態が反映されます

悪阻のきつさなども関わりがあります。当然、産後の善し悪しにも関わってくることです。
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日々のケアが大切になってくるのです。

 









出産後の肩こり、めまいなどの症状

今回は 出産後に悩まされる病について少々

出産後には、

☑肩こり
☑頭痛
☑めまい
☑かすみ目
☑腰痛
☑坐骨神経痛
☑アレルギー
☑手首、肘の痛み

・・・などなどの不調に悩まされる方がいらっしゃいます



 オステオパシーからの考察good

妊娠~出産~お腹が休まるまで 女性の体は大きく変化します。

症状の原因を診断、治療していくために、心も体全体も含めた相対的な見立てとアプローチが必要です。

その中で、体を崩す原因の一つとして、骨盤と頭蓋骨との関係の変化があげられます

オステオパシーが世に出てから多くの治療と研究がなされてきていますが、そのなかで、骨盤の動きと頭蓋骨の動きがリンクしているというものがあります。

出産をしやすいように 骨盤が開いて 産後は元に戻るという過程の中で、何らかの影響で骨盤にひずみが生じて、これが頭蓋骨や神経、筋肉への緊張を作り出します。

そして上記にあるような症状を発症させていきます。

薬を服用しても根本の解決しない限り、一時的には解消しても薬効が切れると再び症状がぶり返してくることになります。

ですので、骨盤~頭蓋骨の動きを最適化することで、緊張から解放し結果として様々な病の解消につながっていくのです。happy01

カラダ、各ユニットは複雑に関係し合う。
 


 ケアの大切さhappy01

妊娠~出産は、母体の心身に大変大きな大きな出来事です。

昔から『出産後は、体を酷使せず、目なども酷使しないように細かい字を見たりせず 一ヶ月は安静にするように!』と言われています。

栄養状態などもあるので確実に当てはまるものではないのかもしれないですが、それでも心身の負担は昔も今も変わりません。

また、産後の育児はもちろん心身ともに酷使します

些細な不調でもそのままにしておくと、風邪を引きやすくなったり、更年期の時期に症状が強く出たり、年齢を重ねたときに膝を壊したりと、長い目で見たときに悪い連鎖を生み良くありません。


病が深くなればなるほど、症状が出れば出るほど、その解消には時間がかかりますし、第2、第3の病を生み出す温床にもなりかねません

ですので、解決できるときに早めのケアをして体調を整えていくことで、大きな病を未然に防ぐことができるのです。confident


ケアすることで不調になやまされず、そこからくるイライラしやすいなどの波もすくなくなり育児やその後の人生も謳歌していけるようにサポートしていきますhappy01
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